tsutsugouのブログ

研究者見習いの日記

デリダとか、澁澤龍彦

 デリダは前から読んでみたい哲学者ではあった。昨日から今朝にかけて、哲学の余白の、人間の終わり、みたいなタイトル(うろ覚え)なんかを読んではいた。

 といっても3、4ページだけ。まあ前よりはわかる。しかし、アルチュセールドゥルーズに比べれば難しい。自分の感触だが、どうもデリダなんかは、一つ一つの要素が強く絡み合っていて抜き出したり思考することが難しい。全体的に把握しなくてはならない。もちろんこれは感想で、わたしの資質も関係するだろう。ドゥルーズアルチュセールも、全体的に把握しなくてはならない。それらの構造がバラバラだといってるわけではない。

 そこまで、構造まで判断できるほど、わたしは読み込んでいない。しかし、デリダは、少しづつ読めるようになれると良い。こっちはまだいい。しかしレヴィナスになるとまじでお手上げである。旧訳の全体性と無限を読んでいるが、ほとんどわからない。彼が、無限とかの超越への志向をあらわにし、しかもそれを思考しようなどというほぼ不可能に見えることをしているので、すげえなあ、とまず端的に思うが、しかし、それが成功してるのかどうかはわからない。大変すごいが、死ぬまでにすこしわかれば御の字といったところか。

 やはり、一つ一つ地道にやるしかないだろう。地道とは遠回りも含む。他人の評価なしでもできることを進めていくべきだろう。詩や哲学は、わたしにとってはかなり私的で秘密のことだ。あんまり人前でどうどうとやるもんじゃない。これは極私的なメモなので読めるかはわからない。

 あと、ロートレアモン全集も読めれば。澁澤龍彦のちくまの短編全集は何年かぶりに読めるようになった。